ひなまつりでお馴染みの「はまぐりのお吸い物」、美味しいですよね。
でも身を食べた瞬間のジャリっとした食感が口の中に広がった時の悲しさと怒りは、言葉ではなかなか言い表せないものです。
砂抜きしたのに! という方も多いでしょう。
一晩置いたのになぜ? お湯を使ったから失敗した?、時短がよくなかった? 、冷蔵庫に入れなかったから? などと色々な疑問が頭の中に浮かぶかもしれません。
実はどの方法も正解ですが、もし失敗したのであればやり方に何か問題があったと考えられます。
今回は、はまぐりの砂抜きについて調査しました。皆さんのやり方が正しかったかどうか、確認してみてください。
はまぐりの砂抜きは一晩置かないとダメ?
一般的な砂抜きの方法として、
2.ボウルにザルを入れる
3.はまぐりを置いてから食塩水を入れる
4.アルミホイルや新聞紙などを被せ、冷蔵庫に入れる
5.2、3時間後、ザルごとあけて水気を切る
6.流水で貝殻を擦って洗う
一般的に必要な砂抜き時間は2~3時間で、一晩おく必要はなさそうです。
5時間以内であれば一晩おいても大丈夫だそうです。
5時間以上になると食塩水の汚れがひどくなり、はまぐりが弱くなったり死んでしまったりすることが起きるのだとか。
5時間以上置くことがわかっている場合は、一度水の取り替えが必要だそうです。
はまぐりの砂抜き、時短方法はある?
2~3時間かけて砂抜きするのでは時間がかかりすぎる、という方のために時短方法を調べました。5分でできる砂抜き方法がありました。
2.45度から50度のお湯を、はまぐりに直接ではなくバットやボウルなどの縁に沿って入れる。その際、はまぐりが完全に浸る必要はない。
3.30秒くらいで砂を吐き出し始めるので、そこから5分待つ。
この砂抜き方法は、はまぐりではほぼ完全に成功するようですが、小さいシジミやアサリの場合は、成功率が下がるようです。
お湯の温度は45度から50度をキープしてください。45度以下になると雑菌が増え始めるそうです。
お湯の温度が下がった場合はお湯を足してください。また、温度は50度以上にならないように気をつけてください。
熱湯をかけてしまうと、砂抜き段階で火が通ってしまうこともあるようです。
はまぐりの砂抜きに使う道具は何でもいいの?
ボウルでもバットでも、はまぐりが重ならなければ良いようです。ボウルを使うと貝殻が重なってしまいがちです。
そのまま砂抜きをしてしまうと、下にある貝が他の貝が吐き出した砂を吸ってしまうそうです。バットでもボウルでも、網付きのものを使うとなお良いそうです。
はまぐりの砂抜きは冷蔵庫でするべき?
夏場はやはり冷蔵庫で砂抜きが良いようです。
水温が20度から25度を保てるのであれば、室温でも大丈夫そうです。
ひな祭りのお吸い物なら季節的に大丈夫そうですが、暖房が入っていれば室温が高くなるので要注意!
冬場ならば室温でも問題はなさそうですが、暖かくなってくる4月辺りからは冷蔵庫の方がいいかもしれません。
また、水温が低すぎると死んでしまうため、保管場所には十分な注意が必要です。冷蔵庫で砂抜きする場合は、季節によっては温度設定を「弱」や「低」にしておくこともポイントです。
砂抜きの保管場所は、夏場であればクーラーが効いた涼しい部屋で暗い場所、冷蔵庫などです。水道水を使う場合は、カルキ抜きをするとなお良い、とのことです。
はまぐりの砂抜き後の処理
無事に砂抜きが終わった後にもう一仕事あるのをご存知ですか。
食塩水に長い間浸かっていたはまぐりは、食べるとかなりしょっぱいです。そのため、塩抜きも必要だとか。
やり方は簡単で、食塩水から引き上げたはまぐりを1時間程度放置するだけです。保管場所・環境は砂抜きと同じで、冷暗所や冷蔵庫です。
バットやボウルの上に新聞紙などを被せておきましょう。2、3時間おいておくと、旨み成分を作り出してくれるそうです。
はまぐりの砂抜きは一晩おくの?【まとめ】
いかがでしたか。
今回は、はまぐりで砂抜きの方法をご紹介しました。
一晩おき、時短、お湯、冷蔵庫、いずれの場合も色々な注意点がありました。
はまぐりを美味しくいただくための注意点ですので、覚えておきましょう。