害虫駆除の必需品である殺虫剤。どこのご家庭にもありますよね。
害虫の種類に応じたいろいろな殺虫剤が販売されています。
我が家にもハエ・蚊用、ゴキブリ用、ムカデ用、ハチ用、アリ用といつの間にかたくさんのスプレーがあります。
しかし、買ってからそんなに頻繁に使わないまま何年も経ってしまっているものもあります。
どの殺虫剤をいつ買ったかなんて覚えていません…
家庭用の殺虫剤の多くは使用期限が明記されていません。
厚生労働省の許認可のもとに販売されている殺虫剤は、3年以上の品質が保証されているため使用期限の表示が不要となっているのです。
開封済みの殺虫剤は3年以内に使い切るのがおすすめのようです。
では、古くなった殺虫剤の中身の液体の捨て方はどんな方法があるのでしょうか?
使い残しのものや未使用のものをご家庭で安全に処分する方法をご紹介していきましょう。
殺虫剤の捨て方(液体)!屋外の広い場所で噴射する
近隣に迷惑がかからないように、屋外の広い場所で噴射して出し切る方法です。
注意しないといけないことがあります。
・風上から風下に向けて噴射する。
念のためマスクと軍手をつけることをおすすめします。
それと洗濯物にかからないように風向きを確認してください。
我が家でもさびたスプレーの殺虫剤が物置から出てきたことがあります。
完全に存在を忘れていて、買ってからどう見ても3年以上は経っていそうでした。
使い残しの液体の量が少なかったので、屋外でなくなるまで噴射しました。
風向きを意識して噴射したのですが、霧状の殺虫剤は思ったより広範囲に舞ってしまいました。
自宅や近所に広い場所がないという人、また広い場所があっても殺虫剤をまき散らすのは人目が気になるという人、そんな人にはゴミ袋を利用する捨て方があります。
殺虫剤の捨て方(液体)!ゴミ袋に入れた古新聞やぼろ布などに噴射
ゴミ袋の中に古新聞やぼろ布などの吸水性のよい素材のものを入れて、その中で全量を噴射する方法です。
こちらも注意点があります。
・中身を出し切ったら、数時間は袋の口を開けたままにしておく。(すぐに袋を縛ってしまうとガスが充満したままになり、爆発や燃焼につながる危険性があります。)
この方法でしたら、通行人にかかってしまったり周りが汚れたりする心配もありません。
終わってから燃えるごみとして処分することができます。
未使用のスプレーだと出し切るのに何分もかかるでしょうから、この捨て方がいいかもしれませんね。
二つの捨て方をご紹介しましたが、どちらも自分で中身の液体がなくなるまで噴射するという方法です。
やっぱり自分ではやりたくないな、薬剤を吸い込んでしまわないか不安だなという人もいらっしゃるでしょう。未使用のものがいくつもあったら時間もかかりますね。
そんな人は無理せず業者に処分をお願いするのも一つの方法です。
不用品回収業者に依頼する
いらなくなった家具や家電などを回収してくれる不用品回収業者に処分を依頼する方法です。
使い残しや未使用の殺虫剤のスプレーを回収してくれるか、事前に問い合わせましょう。
不用品回収業者を利用すると、もちろん費用がかかります。
使い残しや未使用のスプレーが大量にある場合や、他にも不用品がたくさんある場合は、一気に処分してもらえるので手間が省けて便利ですね。
相談は無料なので、費用を確認してから回収をお願いするかどうか決めればいいと思います。
液体を廃棄した後の缶の分類は?
殺虫剤の中身を完全に廃棄し終わったあと、残った缶はどのように廃棄するのでしょうか。
実はこれは多くの自治体では飲料などと同様に「空き缶」に分類して捨てることができるようです。
ゴミ集積所の「空き缶」のスペースでも、あまり見かける機会が少ないので、ちょっと意外に感じる方もいるかも知れませんね。
ただし、これは自治体によりけりなので、各自治体の指示に従ってゴミ分類して頂けますようお願いします。
殺虫剤の捨て方!液体の処分方法や缶のゴミ分類は?【まとめ】
殺虫剤の液体の捨て方を三つご紹介しました。
自分で使い残しの液体を処分する際には、マスクと軍手をつけて、くれぐれも火の気のない屋外で行ってください。
今までお買い得だからと2本パックの殺虫剤をついつい買っていましたが、家にどれだけの在庫があるかを把握するようにしようと思います。
使用期限を意識するために、買ったときにスプレーに日付を書いておくと目安になるのではないでしょうか?
余計なゴミを増やさないためにも、使い切ることが大切ですね。